インテリアに使えるカラー心理

たくさんのカラーに囲まれている私達、普段カラーについて深く考えることはまず無いと思います。何かを購入するときにも気に入った色、使い慣れた色を選ぶのが普通の行動です。
ですが、昔からカラーには心に働きかける不思議な効果があると言われています。ここでは最も基本的で、かつメジャーなカラーと心理の関係をご紹介します。

オレンジ
オレンジ系

さんさんと降り注がれる太陽の明るい輝きと同波長のオレンジは、見ているだけで気分が上がってくるカラーです。レストラン、カフェなどでライトに白っぽい蛍光灯を使っているところはまずなく、必ず電球色なのは、自然光に近く、落とした光ならば私たちを自然体でかつ元気な気分にさせてくれるからなのと、食欲を増進させてくれる効果もあるからで、 食料品店やスーパーでもよく使われているのは、並べた食材が自然光カラーを浴びておいしそうに見えるようにしているのです。自宅のキッチンまわりやダイニングテーブルでも積極的に電球色ライトを取り入れたり、ワンポイントにオレンジカラーのテーブル雑貨を置いたりと楽しい食卓の演出に役立ちます。


イエロー
イエロー系

黄色もオレンジと同じ自然光に近く、活発になれるカラーで、代謝をよくさせる効果もあるといわれています。身体を活性化させて集中力にもつながるので、ボーっとしている気分をシャキッとさせるのに使えるかもしれません。風水のインテリアラッキーカラーとしてよく知られていますね。


ベージュ
ベージュ系

安らぎを与えてくれる代表的なカラーです。人間の肌、特に日本人の肌色に近いので生理的にも安定感を増します。壁や床などの内装、インテリアにも多く使われているカラーです。


グリーン
グリーン系

よく知られていますが、自然を感じさせるグリーンは癒し効果のあるカラー。森に行って森林浴をしたら、すっかり発散してリセットできた経験は誰にでもありますよね。。血圧が高い人が意識して取り入れるものいいといわれています。部屋にグリーン色を増やす簡単な方法は植物を置くことですね。インテリアとしてのグリーンも豊富に出回っています。宇宙飛行士も地球から持参した植物でリラックスしているらしいです。


ブルー
ブルー系

自然カラーの海と空のブルーは神経を落ち着かせる効果があります。会社、事務所や勉強部屋にブルーを使うのは理にかなってることで、神経を集中させて事務をとったり、勉強したりするにに使えます。蛍光灯を買うときに、たいてい3種類の色があるのを気づいてますか?青白い色味の昼光色、自然に近い昼白色、電球色で、どこで使うかによって微妙な色の違いを選べて便利です。もし勉強部屋や書斎の蛍光灯を選ぶなら、青みがかった昼光色を選ぶようにしましょう。ブルーの効果、特徴を照明にも生かせば勉強や作業もはかどりやすいですので。


ピンク
ピンク系

女性が大好きなピンク色、ピンク色のものを身に着けていたり、部屋に置いていたりすると女性っぽい気分になれるのは錯覚ではなくて、実際に女性ホルモンを促す作用があるようです。仕事で男性っぽい生活をしてしまっているなと感じたら、積極的に取り入れて女性を取り戻すのに利用してみましょう。


パープル
パープル系

最近すっかり人気のパープルは、生理機能や免疫に働きかけるカラーと言われています。アメリカでは心理カウンセリングの時に、やさしい薄いパープルを部屋の中に取り入れることがあるそうです。心が弱くなっているとき、ゆったりと落ち着かせたいときに使うと、精神のバランスが整いやすくなります。濃いパープルや使いすぎには注意を。


ホワイト
ホワイト

太古の昔から人類は白い顔料を発見し、基本的な色として使っていました。生理的には呼吸を楽にする作用があると言われています。清潔感を表すのには最も適していますし、またウェディングドレスや白無垢で使われているように、心機一転、何かを始めるときのようなスタートの気持ちを表現するカラーでもあります。ホワイトを基調としたインテリアはいつでもとても人気があります。ただ特に純白をふんだんに使うと緊張感が漂いますので、少量でも穏やかカラーをマッチングさせてリラックスできるスペースにしてください。