2倍ヒダ、3つ山のカーテン  オーダー通販コンフォート

2倍ヒダは、3つの山のヒダを作って生地を寄せ、ウェーブを出したスタイルです。

例えば横幅2メートルのカーテンを作るときに、約2倍の4メートル分の生地を使って、ヒダを寄せてちぢませ、2メートルにするので、2倍の、2倍ヒダという呼び方をします。
以前はカーテンといえば2倍ヒダ、というぐらい主流のスタイルでした。たっぷりとして十分にボリューム感があり、窓をしっかりおおっている感じがあります。

特にビロードやシックなカラーの厚手地などではお勧めのスタイルで、クラシックな特徴を デザインでも補完して、イメージの完成度をさらに上げるのに役立ちます。

また遮光性、保温性を重視したいときにもお勧めです。遮光の生地はもちろん生地自体が遮光ですので、ヒダが全く無くても光を遮りますが、そこにさらにたっぷりした分量の ウェーブがあれば、ぐっと安心感が高まります。

保温性では効能は顕著で、そもそも窓に何も掛けない場合と布地、カーテンを掛けてる場合との冬場の室内、窓付近温度の比較調査では明らかに異なるという調査が出ていて、実体感でも窓付近のヒンヤリ感 がアルミのブラインドでは止まらないけれど、カーテンでは和らぐという経験をされた方がいるのではないかと思いますが、生地の冷気吸収力はかなり有効なので、たっぷりと分量をとった2倍ヒダの方が効果は高まります。

遮光、保温目的はともに 上下左右からの隙間から漏れるという問題がありますので、左右はゆとり分を多めにみる、高さの上は、一般的な天井付けでいいところをわざと正面付けにして数センチ上を立ち上げてみる、床はすき間が出ないようギリギリのサイズにするなどの細かい配慮 をしておくと、後々の失敗感がありません。
※カーテンレールの位置によって、正面付けにするとカーテンが天井に当たり、開閉のたびに擦ったり、おじぎしたりしてしまう場合がありますので、正面付けの採用はレールの位置をよく確かめてからにしてください。

2倍ヒダのコーディネート例 2倍ヒダのつまみ

計り方

ヨコは レールの左右両端の全長にゆとり分の約5%を加えてください。 

タテは レールのランナー(フックを掛けるところ)から、床までの窓は床マイナス1センチぐらいまで。腰窓は下窓枠から10cm〜20cm加えたところまでです。下の出は、窓の大きさによって変わります。

厚手地とレースの2枚を掛ける場合のタテの2枚の長さは、厚手とレースともに同じか、レースを1cm短くするかになります。
こちらのサイズの測り方ページもご参照ください。

生地の継ぎ目(縫い合わせ)について

オーダーのカーテンは生地を横に継ぎ足して大きな布地にしてから作りますので、横幅が小さいカーテン以外は、タテラインに縫い合わせが入っています。

これは、洋服のわきやアームの部分と同じように生地製品の特徴になり、プラスティック樹脂など工業製品のように継ぎ目をなくすことはできません。

また縫い合わせの位置や本数は色々な条件で決まり、ご注文ごとにばらばらです。

ご注文を検討されてる生地、サイズ、スタイルで、継ぎ目がはいるかどうかの配慮をされます場合には、メールで事前にお問い合わせくださればお調べいたします。

特注で、継ぎ目をなるべく目立たなくするために、ヒダの根元、谷間に位置するように指定いただくこともできます。

特注価格は生地の幅やスタイル、サイズによっても変わりますが、位置合わせに通常より多くの生地、加工代(加工代は扱う生地量によって決まります。)が必要となり、約20〜30%のプラス価格が予想されます。ご希望がございましたらお問い合わせください。