カーテンの素材

リビングの窓写真

インテリアに使う生地は耐久性があり、ある程度の耐光性も必要などと、性質への条件がありますので、おのずと使用される生地の素材は決まっています。

ポリエステル

3大合成繊維の1つ、合成繊維の3分の1を占めるほどで、改良、開発も重ねられて、年々品質も向上しています。窓回り製品のファブリックスには最も多く使われています。水湿に強いのが1番の特徴で、水湿による収縮が少なく、ぬれても乾きやすいです。

ポリエステル100%のものはウォッシャブルタイプで、洗濯機で洗えるようになっているものが非常に多いです。

その他にもしわになりにくく、摩擦に対しても強く、耐光性や弾力性もありと、優れている点が多いのです。弱点としては汚れが落ちにくいという点がありますが、研究で以前に比べれば改善されてきています。

レーヨン

木材のパルプを原料にしています。染色性がよくて、他の繊維ともよくなじむので時折使われています。弱点はしわや縮みが出来やすい点と、耐久性に劣る点です。

アクリル

ポリエステルの次に多く使われている合成繊維で、ウールに似た感触があり、感触のとおりに保温性があります。他にも日光に強く、染色性もよく、寸法安定性もいいのですが、吸湿性には劣っていて、ポリエステルにアクリルが入ってくると洗濯はドライクリーニングになります。また、難燃繊維でもないため、防炎カーテンにすることができません。衣類に使われていますが、窓回りファブリックスなどのインテリアテキスタイルとしてもよく使われています。

アクリル系

アクリルより少し重たくて、アクリルを難燃繊維にした合成繊維になります。

ナイロン

ナイロンも3大合成繊維の1つで、身の回りで幅広く使われています。インテリア関係ではカーペットイスの張り地として多く使われています。摩擦強度がとても強いことが特徴で、弾力性や染色性、また軽量という点からも利用しやすい繊維ですが、日光に弱いため、窓回り製品にはあまり多く使われていません。

綿コットン/麻リネン

合成繊維ができる古くから生活用生地としてとしても大いに活用されてきていた綿、麻の天然素材は、現在でもとても人気の素材です。天然ならではの大きな収縮が障害となって、特に日本では合成繊維におされていますが、それでも自然の風合いや質感を求める根強い支持があります。 綿、麻の生地と詳しい説明はこちらをご覧ください。
コットン
リネン