カーテンに裏地をつけるオーダーもできます。
カーテンの断熱性や遮光性を高めたいということで、裏地をわざわざ張る方法があります。
特に気に入った生地が薄かったり、明るい色で、光をよく通すような場合に、表地の特徴をそのまま生かしながら希望の効果も上げるために2重仕立てをすることが多いです。
もっとも遮光性能を兼ね備えた生地の中で気に入ったタイプが見つかれば、わざわざ裏地を張るまでもなく1枚もので澄ませたほうが1枚分の生地の価格で済みますので、お安くすみます。単価いくらの生地を選ぶかで異なりますので、一概に言えませんが、1枚仕立ての2倍になる場合もあります。
最近はホワイトの遮光もずいぶん出てきましたが、光を吸収しやすく遮光になりやすいダーク色に比べれば、遮光生地にしずらいという点から数が少なく、選択の幅があまり広くはありませんので、専用の裏地を張ってしまうという便利な方法になるのです。
また保温を目的に裏地を張ることもあります。生地を窓にかけることが防寒になるのは色々なテストでも実証されてます。
ドレープのカーテンをかけるだけでも保温効果はありますが、裏地をつけると2重になるだけでなく裏地と表地の間に空気層ができてさらに効果が上がります。
保温効果を最大限に高めるには、カーテンボックスにつける、両開きの場合レールの中央に隙間ができないよう交差ランナーを取り付ける、レールの脇から光が漏れないようレールにリターンストップを取り付けて、そこにもカーテンをかける、そして床から隙間が漏れないようにたっぷりとした長さで作る、といった様々な配慮をする対策法があります。遮光生地でこれらを設定すれば、当然遮光性の向上になります。
裏地は固定して張る方法と、マジックテープで脱着できるタイプがあります。
裏地の価格は様々ですが、当ショップではお客様が選択された表地の色に合ったもので、用途に応じたタイプをお選びしてご提案しています。ご希望があればもちろんサンプルもお送りしています。裏地を張る加工は特注になりますので、お見積もりをお出ししてメールのやりとり(ネット環境にない方はFAXで)で進めることになります。