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インテリアとカラー
ギリシャ文明の色彩、アテネのパルテノン神殿を代表とした数々の神殿や彫刻は白い大理石のものが多く残っています。彫刻の細部には多種の色彩が施されていた調査もありますが、基本的には白、黒、褐色などのシンプルなカラーの組み合わせで表現されているのが特徴です。グリークオレンジはギリシャ彫刻のモザイク画などに使われる酸化鉄の顔料のオレンジ系のカラー。マーブルホワイトは、大理石の白のこと。ギリシャ文明を代表するカラーです。グリークブラウンはテトラクロマティスムというギリシャの彩色表現法で最も基本となったカラーになります。グリークレッドは古代ギリシャ彫刻の表現の特徴であるコントラストの黒との相性のよいこのレッドが頻繁に使われていました。コリンティアンローズは、ギリシャで出土した美しい女性の石像に彩られていたのが有名である。チリアンパープルは地中海沿岸の都市で出土した貝からつけられた名前で、その貝が分泌する紫の染料になる。グリークブラックはギリシャ文明を代表するカーテン基本色で、陶器にはほとんど全てに使用されています。
イギリスカラーといえば、まずブルーが印象的です。ユニオンジャックのブルーに始まり、ケンブリッジブルー、オックスフォードブルーと呼ばれるスクールカラー、ウェストミンスターブルーなど多種のブルーの存在は、イギリス人のブルー好きを反映しているといえます。他にもガーター勲章の青、ウェッジウッドのジャスパーブルー、もともと先住民のケルト族のころからこの地域ではブルー色が土着色として日常のものだったようです。ブルーと同時にレッドもイギリスを表す代表的な色である。ロンドンを走る二階建てのバス、バッキンガム宮殿の近衛兵の色、ユニオンジャックの赤い十字など様々なところに赤が使われています。そもそもイギリスの建国は聖ジョージの赤いドラゴン退治に始まっていて、赤は国を開始したテーマカラーとも呼べます。その赤色は現代までうけ受け継がれている。ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式でもカラフルな色使いのカーテンデコレーションがされていましたが、とりわけ真紅が効果的に使われていたのが大変印象的です。青、赤の他に、緑、黄色もイギリスを表現するカラーです。